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ご挨拶

                       看板          

 

     私たち山葡萄籠工房は、新たな循環型時代のライフスタイルに寄り添うアップサイクル・ ファッションブランドです。
     いにしえの日本人が自然の中で生み出した「山葡萄の蔓かご」 を現代に蘇らせ、より豊かに瑞々しく心を満たす空間
     と体験をお届けします。

      和装文化を紡ぎ続けて来た価値ある技術を最大限に尊重し、これを語り継ぎます。私たちの信念であるエシカルな温故
      知新の和装革命を現場に取り入れ、関わる誰もが幸せになるアップサイクル・ファッションブランドを構築します。

      私たちの価値

      継承し研鑽を重ねた日本古来の「編み技術」を有し、現地職人を含めて最高品質の製品を 生み出すリソースを備えてい
      ます。今後も"山彦"のようにお客様の声に呼応するブランド として、柿渋・和紙布・擬革紙等、様々な日本天の然素材
      を山葡萄かごに取り入れ、国内外を問わずの人々に古くも新しい鮮烈な和装文化を届けます。

      私たちの革新

      消えゆく編み技術を現代のニーズに活かし、日常からフォーマルな場まで多彩なシーンに 溶け込む、洗練を尽くした
      山葡萄かごのアイテムを創出します。製品・職人・植生環境。 その全てを循環させ、豊かで彩りのある革新的な心地よさ
      を発信し続けます。



 

皮種

削皮

削皮けずりがわ

削皮とは、皮の両面を薄く均等に削った蔓です。艶のある薄い飴色となります。

沢皮

沢皮さわがわ

沢皮とは、主に山岳部の沢沿いから山の斜面にあり、鬼皮をとった状態の蔓です。表面は白く光沢のある琥珀色となります。

国産皮

国産皮こくさんがわ

国産皮とは、奥深い山麓の沢沿いに生息しており表面は白く輝き使用とともに光沢のある濃い飴色となります。

胡桃皮

胡桃皮くるみがわ

胡桃皮とは、山麓などに生息をしこの皮を剥ぎ 一本一本丁寧にハサミでヒゴ上に仕上げます。表面は黒く使用とともに 濃い光沢のある濡れ鳥色となります。

山葡萄籠制作工程

工程01

蔓の採取

蔓の採取
山葡萄の蔓は山の奥深く人を容易には寄せ付けない場所にひっそりと生息をしています。細いものでは小指ほどの太さで、太いものになれば太ももほどの蔓もあります。
これらを注意深く選別して採取をしていきます。

工程02

蔓の乾燥

蔓の乾燥
採取した蔓はゆっくりと風通しの良い日陰で乾燥をさせていきます。蔓によっては2年から3年ほど寝かせます。寝かせることによって蔓がより強くしっかりとしたものになります。

工程03

工程3

蔓の鞣しおよびひご作り
蔓の選別をしてそれぞれの太さへ、ハサミを使い1本1本切り分けていきます。この時に注意をしなければいけないことが、それぞれの蔓の繊維に沿って切り分けることです。そしてまた1本1本丁寧に鞣していきます。

工程04

籠編み

籠編み
蔓からヒゴとなった山葡萄をそれぞれの木型に合わせて丁寧に編み込んでいきます。ここから様々な山葡萄籠が生まれていきます。

工程05

工程5

仕上げ
新しく生まれてきた山葡萄籠を丁寧にブラッシングおよびハサミでの毛羽のカットをしていきます。

工程06

完成

完成
これらの工程を注意深く、丁寧にこなして私たちの山葡萄籠が生まれていきます。

使用上のご注意

使用上の注意

山葡萄籠と末永くお付き合いいただくためには、愛情がなによりです。

日頃のお手入れや保管方法で、籠の仕上がりもずいぶん違ってきます。
山葡萄籠工房では、天然素材の持つそれぞれの風合いや魅力を最大限に活かすことを心がけていますので、ご使用上注意していただきたいことがあります。

水・湿気

籠は本質的に水や湿気を嫌います。
水濡れした場合は、乾いた布などで水分を拭き取って形を整え、陰干ししてください。

ドライヤー・ストーブなどで乾燥

ドライヤーやストーブなどでの乾燥、高温な車中への長時間放置などは、天然素材を傷めますので、おやめください。

乾いた布

カビは発生してからでは手遅れです。カビの根が蔓の組織の中へ入り込み、取り除くことが難しくなります。
汚れ・高温・多湿の条件が揃いますとカビが繁殖します。風通しのよい涼しい場所などに保管してください。