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環境への取り組み

環境への取り組み

山葡萄工房では、山葡萄の乱獲による生態系への影響に充分に配慮をしています。山葡萄の実は美味しいため、人間はもちろんのこと、動物や鳥たちも好んで食します。
また手を加えずに野放しにしておくと、蔓が木へ絡み付き、そのうち立派な木までもが蔓の成長とともに締め付けられやがて枯れてしまいます。

そこで山師たちは蔓を発見すると木を守るために切ります。

このようなことから私たちは、注意深く蔓を観察し3cm以上の蔓のみを利用します。
そしてまた切る場所などを考え、蔓自体がすべて枯れないようにしています。
これを基準に乱獲をせず、生態系への配慮を行っています。

このように生態系への配慮をしつつ、自然との共存をはかり、木を守り、山葡萄を守り、希少な存在から誰もが使える籠の制作へとつなげていく試みを行っています。

沢皮は人里離れた奥山に育っています。ここまで到達するのにかなりの時間を有します。ここで最も注意をしなければいけないことが熊の出没です。熊は山葡萄の実が大好物です。他の動物などにも注意をし、採取した沢皮は使い始めは白っぽい皮です。しかし、使用を重ねることによって色は次第に黒みをおびてきます。1年また1年とその色は琥珀色と変わり、使い始めの物とは全く違う物と変化していきます。

削皮は山の麓から山頂にかけて育っています。まずこれらを採取した後に鬼皮を取り1本1本内側を削り、さらに表面となる部分には丸く凹みを付けた特別な刃を使い1本1本その刃に当て削り取っていきます。仕上がったヒゴで編んだ籠は全体的に丸みを帯び優しさが現れます。使用を重ねることによって徐々に光沢が現れ飴色と変化していきます。

山皮は主に山の急斜面に育っています。この蔓を採取するには細心の注意が必要です。
時にはロープを使い急斜面を降りながら採取していきます。そして、1本1本のヒゴに仕上げた後に1年から2年ほどねかせます。そうすることによって山皮の特徴である、赤みがかった色へと変化をしていきます。これを籠に編み使用することによって深みの有る飴色と変化していきます。